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試運転のしかた

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 M55C(エンバイロ)MCZにつきましてはPDFを。
 その他の機種(ペレットMini-A、エンプレス、EF3Bi FS)につきましては下記をご覧ください。

1.電源プラグをAC100Vコンセントに差し込む

燃料タンク扉を開け、木質ペレット(原則として、ホワイトペレットであること)を燃料タンクの半分~一杯くらいまで投入する。

2.≪ペレットMini-A、エンプレス≫

本体左側面の燃焼用空気調整レバー(丸いハンドルノブが付いているもの)を一番押し込んだ位置から約5~15mm程度引く。
(標高1000mを越えたところは、10~20mm程度にする。) ※50Hz地区は約5mm程度引く。 ★燃焼調整状況によっては、ハンドルノブ横のリング状のものを外して、上記の調整をしてください。

≪EF3Bi FS≫

本体左側面の燃焼用空気調整レバー(丸いハンドルノブが付いているもの)を一番押し込んだ位置から約20~40mm程度引く。

3.燃料タンク扉、燃焼室扉、灰トレイ・灰トレイ扉が確実に閉まっていることを確認し、本体右側面の操作表示部の「ON/OFF」スイッチを押す。 

EF3Bi FSは、真中のスタートSWを押す。
(ペレットMini-Aのみ、燃焼室ハンドルを燃焼室扉から抜いて、本体後ろのハンドルホルダーに納めること。)

4.≪ペレットMini-A、エンプレス≫

運転ランプ「MODE」<操作表示部の右上で、燃料供給ランプ「AUGER」の下>が点滅。
燃料供給ランプ「AUGER」も動作時に点灯消灯の繰り返しとなる。
約5秒後に火力レベル表示の一番下の段のみ点灯する。

a)しばらく放置する。
  (初期モード(予備燃焼)が約11分。 その間に着火、燃焼ができ、排気温度が50℃まで達しないとエラーで停止(火力レベル表示部が最下段と3段目が点灯)します。
使い始めは、燃料タンクから燃焼室までの供給経路に燃料が充填されていないので、経路に燃料を行き巡らせる途中で11分経過し、エラーになります。)

b)11分後エラー表示したら、「ON/OFF」スイッチを押して、再スタートさせる。

c)燃焼室内の燃焼バーナー部に木質ペレットが落ちてきたら、一端「ON/OFF」スイッチを押して、再スタートさせる。 ※b)c)で、おおよそ15分程度要します。

約3~5分で着火し、運転ランプが点滅中に本体上部から送風が開始されたことを確認出来た場合は、概ね正常な状況である。 ※但し、再スタートさせた時点から11分間は初期モードで火力調節はできません。
注意)ペレットMiniの時の燃料供給量調整ボタン(「AUGER TRIM」ボタン)は廃止されています。また、「AUGER」ボタンもありません。
※ユーザーに、使い始めと燃料を切らして途中消火させた時にこの操作をして頂くよう説明願います。
注意)燃料供給ランプは点灯消灯の繰り返しは異常ではありません。

≪EF3Bi FS≫

スタートSWを押した後、その下の燃料供給ダイヤルを右廻しに12時の位置に目盛りを合わせる。
スタートSW上の運転ランプが点灯消灯の繰り返しとなる。

a)しばらく放置する。
(初期モード(予備燃焼)が約15分。 その間に着火、燃焼ができ、排気温度が60℃まで達しないと時間切れで全停止し、全て止まります。
使い始めは、燃料タンクから燃焼室までの供給経路に燃料が充填されていないので、経路に燃料を行き巡らせる途中で15分経過し、全停止になり易いです。
但し、異常ではありません。 即座に真ん中のスタートSWを押して、再スタートして、再び15分見てください。

b)約3~5分で着火したら、概ね正常な状況である。
最初の15分間はなるべくン燃料供給ダイヤルを12時の位置を維持して使用すること。
※ユーザーに、使い始めと燃料を切らして途中消火させた時に、上記下線付きの内容の操作をして頂くよう説明願います。

⑤運転開始後11分を越えると、運転ランプが点灯し、本燃焼に入ります。

燃料供給ランプは点灯消灯の繰り返しのまま。
火力調整が出来るかどうか、火力調整ボタンを押して燃焼の強弱を確認する。
(EF3Bi FSは、15分経過しても停止しなければ、本燃焼に入ったこととなる。)

a)送風ファンからの風が天板下の温風吹出口から出ているかを確認する。
※出ていない場合は、送風ファンスイッチ「ROOM AIR FAN ON/OFF」を押して、送風を停止させている可能性があります。 
再度スイッチを押して送風するか確認してください。
(EF3Bi FSは、操作表示部一番上の風量調節ダイヤルにて、送風を止めたり、風量を無段階で調節することができます。
エンプレスにはこのボタンはありません。)
注意)送風を止めると、天板が高温になることをユーザーに説明願います。
(100℃を越えるのでヤケドに注意。また、初期時は塗料のニオイが出ることがある旨ります。)
注意)ペレットMiniの時は、送風ファンスイッチを押すと、
(火力レベル表示の全ての段が点灯)→(全段消灯)→(現在の火力レベル表示に戻る)
と、表示で確認できましたが、現在ENVIRO製品の全てのモデルで表示確認できませんので、温風吹出口に手を当てて、送風が吹いているか止まっているかを確認してください。

≪ペレットMini-A、エンプレス≫

b)1)しばらく燃焼してみて、最大燃焼時(火力レベル表示が最上段点灯)にて炎が上がらない場合や、最小燃焼時(火力レベル表示が最下段点灯)に、立ち消えしてしまう場合は、「FEED RATE TRIM」ボタンを押しながら「HEAT LEVEL」の「↑」を押して、供給量を増やして下さい。(火力レベル表示にて5段ある内、点灯が消えている段が上に位置する程、量が出る設定となります。)
2)1)でも改善されない場合、「COMBUSTION BLOWER TRIM」ボタンを押しながら、「HEAT LEVEL」の「↓」を押して、燃焼用空気量を減少させてください。
(火力レベル表示にて5段ある内、点灯が消えている段が下に位置する程、空気量が少なくなる設定となります。) 注意)コンセントを抜いても、上記a)b)の設定は記憶されています。
(ペレットMiniの時は、 コンセントを抜くと、設定がリセットされていました。)
注意)50Hz地区の設定は、
 1)本体左側面の「燃焼用空気調整レバー」を押し込んだ位置から5mm程度引っ張る。
 2)「FEED RATE TRIM」の設定は、「5」設定で調整する。
  (火力レベル表示が最上段消灯でそれ以外の段は点灯状態)
 3) 「COMBUSTION BLOWER TRIM」の設定は「1」設定で調整する。
  (火力レベル表示が最下段消灯でそれ以外の段は点灯状態)
 で行ってみて、あとは現場の状況により微調整してください。

≪EF3Bi FS≫

b)しばらく燃焼してみて、最大燃焼時(火力レベル表示が最上段点灯)にて炎が上がらない場合、左側面の燃焼用空気調整レバー(丸いハンドルノブが付いているもの)を最初に設定した位置から約5~15mm程度押し込んで燃焼確認する。
それでも最大燃焼時に炎を上がらない場合、燃料供給ダイヤルのRED ZONE(赤くペイントされている範囲)まで廻してみる。

最小燃焼時(火力レベル表示が最下段点灯)に、立ち消えしてしまう場合も上記の様に燃焼用空気調整レバーを約5~15mm程度押し込んで燃焼確認する。 注意)燃焼時の注意として、燃焼タンク内の木質ペレットが中央のみ減っていき、燃料タンク内には燃料が残っていても、途中消火することがあるので、付属のへら棒等で時々木質ペレットを中央に寄せるよう、ユーザーに説明してください。

6.燃焼運転中に、運転スイッチを押すと、消火動作に入ることを確認する。

(操作表示部は、全消灯。燃料供給がストップ。送風ファンと燃焼用送風機は回り続けます。)

燃焼バーナー内に残った木質ペレットが燃え尽きるまで、約5分要し、さらに30~40分本体冷却として送風ファン、燃焼用送風機は回り続け、ある一定温度以下まで下がったら自動で全停止する。

~その他、注意点~

1)試運転前に、ユーザーに掃除のしかたを、取扱説明書に従って説明してください。
(試運転後であると、本体が冷めてない場合があり、危険です。)
2)試運転燃焼し、本燃焼に入って最大燃焼(火力レベル表示で一番上が点灯)で燃やしていき、約30~60分で燃焼バーナー内が木質ペレットで一杯になっていたら空気不足の傾向です。
一旦消火して冷めてから燃焼バーナー内の溜まった木質ペレットを取り出して掃除してから、燃焼用空気調整レバーを少し引き(目安はこれまでの使用位置から5mm程度)、再点火させ、再確認してください。
3)逆に、最小燃焼(火力レベル表示で一番上が点灯)で燃やしていき、約30~60分で途中失火した場合、空気過剰の傾向です。
5.b)に記載されていることを行うか、燃焼用空気調整レバーを少し押し、(目安はこれまでの使用位置から5mm程度)、再点火させ、再確認してください
4)木質ペレットの燃料供給は、ネット販売で取扱っているところを紹介する形式、または地元で取り扱っている業者(例:森林組合など)を紹介してください。
もちろん、自社で燃料を取り扱っている場合は、ユーザーに燃料供給願います。
(「トヨトミにお問い合わせ下さい」と言って頂いても構いません。)
※出来る限り、推奨燃料「ホワイトペレット」を紹介頂きます様お願いします。
5)点火するまでは、排気筒から白煙がかなり出ますが、点火したら煙は無くなる旨の説明をしてください。
6)最大燃焼時等、多少の炎の上下は、燃料供給のばらつきで生じることがあります。
異常ではない旨の説明もお願いします。